メキシコ
伝統のお菓子は栄養満点
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原料のアマラント(ハゲイトウ)の赤い花
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メキシコの伝統菓子のアレグリア「喜び」は、自然の恵みを生かして、古代と同じように手作業で作られ、スーパーでも街の駄菓子屋でも売られる人気のお菓子です。特に「死者の日」などのお祭りの時には、このお菓子で作られたドクロも出現、メキシコ独特のユーモアも味わえます。

原料はアマラント(ハゲイトウ)という美しい赤い花を咲かせる植物の種。
牛乳や牛肉に匹敵するほどのタンパク質のほか、ビタミン、ミネラル、植物繊維、その上、成長に欠かせないアミノ酸を豊富に含んでいることから、豆と同様の完全栄養食品であるといわれています。8月から9月にかけての雨季に高さ1メートル50センチほどにも成長するこの植物の種を丹念に乾かして、竜舌蘭の一種であるマゲイの蜜や蜂蜜で固めて作られる素朴なこのお菓子は、一見、日本の雷オコシによく似ています。

何千年もの昔から、メキシコ原住民の栄養源だっただけでなく、この材料で人型を造って宗教儀式にも使われるど、生活に欠かせない品でした。スペイン人がメキシコを征服した時に、メキシコ原住民をキリスト教に改宗させようと必死だったスペイン人はこの菓子の製造を禁止しただけでなく、原料となるアマラントの畑を焼き尽くしました。

そのため、一時は絶滅の危機にも瀕したアマラントですが、そんな歴史にもめげずに復活しました。現在に至るまで人々の日常生活に無くてはならないお菓子であるアレグリア、ナッツや干しブドウも入って一個約6ペソ(70円くらい)というのも嬉しく、美味しさを味わいながら、栄養補給する毎日です。

Kari Ishida
 
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アレグリア2種 街角の駄菓子スタンドには伝統のお菓子がいっぱい
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